【アニメ】Another(アナザー)を観たので感想とか書く

 

ここ最近dアニメストアでよくアニメを観ています。

しばらくはこち亀ばかり観ていたんですが、ひと段落着いたので久しぶりに他のアニメを観ることに。

私は結構雑食なので何でも良かったんですが、「配信終了間近」に以前から「面白そうだな~」と思っていたアナザーがあったので、

「じゃあ観るか」

と思ってアナザーを観ることに。

ちなみに配信終了間近だったのは本編ではなくアナザーストーリーの一本のみ。アナザーだけに…

というわけで先日観終わったんですが、これがスゲー面白かったんですよね。

全部で12話ですが、2日で見終わりました。面白くて2日目に8話くらい消化した。

なのでちょっと感想とか書き留めておこうかと思います。

前半はネタバレなし、後半はネタバレありで書きます。

あらすじ

1998年、春。父の不在や自身の病気療養のため、母の実家に身を寄せ夜見山北中学校に転入してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。彼は、クラスメイトで不思議な存在感を放つ少女・見崎鳴に惹かれる。だがクラスメイトの反応から、彼女は恒一には見えて、他のクラスメイトには見えていないのでは無いかと感じる。そんなある日、あるクラスメイトが凄惨な死を遂げ、3年3組が直面している現実を知らされるのであった。

Wikipediaより引用

ミステリー×ホラーの傑作

私はミステリーが結構好きです。

と言ってもクリスティとか乱歩とか、小説を読むわけではありませんが、推理を中心としたアニメや映画作品を観るのは好きで、dアニメで探す時も「ホラー・ミステリー・サスペンス」カテゴリにいつもお世話になっています。

上記ジャンルはセットにされやすいですが、明確なカテゴリ分けはある程度出来ます。

ホラーは「恐ろしいもの」、「ぞっとするもの」

ミステリーは「謎」

サスペンスは「不安」、「緊張」

と言ったところでしょうか。

これらジャンルの属性が絡み合うことはしばしあります。

例えば殺人鬼、ジェイソンが出てくる『13日の金曜日』は、ホラーであり、ミステリーであり、サスペンスでもあります。

ジェイソンは恐ろしいものであり、ジェイソンが何なのか(人なのか、霊なのか)は謎であり、観る人に不安や緊張感を与えます。

ジェイソンは有名ですが、ジェイソンシリーズ第一作目の「13日の金曜日」を観たことがない人の中には、

「ミステリー(謎)」なの?

と思う人もいると思います。

私は第一作目しか見たことがないんですが、第一作目のジェイソンはミステリー要素が満載です。

第一作目のジェイソン、『13日の金曜日』は殺人鬼は「霊」なのか、「人」なのか、推理物によくある展開が繰り広げられます。

気になる人は見てみてください。

アナザーは推理作品

アナザーはホラーですが、推理要素の高い作品です。

探偵役の主人公(視聴者、読者)がいて、ヒントを基に謎を解いていくという構成になっています。

原作が小説なので、ホラー作品でありながらクリスティや乱歩のような推理小説のような仕上がりになっていたのではないか。

と予想します。原作は読んでません。

主人公が説く謎も数回に分けられ、それぞれ「解」が用意されています。

一般的な推理作品と違うところはそこにホラー要素、ファンタジー要素が組入れられていることです。

ただ一つのホラー・ファンタジー的「現象」が加わった推理作品、というのが見終わった感想です。

ここからネタバレありの感想です

20150413182023216

推理作品に必要不可欠なもの、それは正解が提出された時の「すっきり感」です。

推理作品では、

1.事件が起こる(謎の提示)

2.事件解決の糸口が見つかる(ヒントの提示)

3.探偵(役)が事件を解決する(正解の提示)

という流れで構成されます。

視聴者(読者)は「謎」を提出された「ヒント」を基に(探偵役と共に)推理します。

そして正解が分かったとしても、分からなかったとしても、開示された答えに「納得が出来れば良作」、「不満があれば駄作」となります。

アナザーはホラー作品でありながら推理作品でもあります。

上述した3つの流れで構成され、それが(多分)3段階くらいで最終的な事件解決に向かいます。

アナザーは推理作品として良質だったかというと、

「アニメの限界を感じた」

という結論でした。

アナザーはホラー×ミステリーの傑作です。

ただしあくまでアニメ作品として。小説ならもっと良い作品はたくさんあるのではという意味です。

アナザーは2〇人目(具体的な数字は忘れた)の「死者」を探すというゲームです。

その「死者」を巧妙に隠すために叙述トリックという技法を用いています。

叙述トリックとはいわゆる作品の前提、形式を利用したトリックで、例えば今回のように「〇人目が紛れ込んでいる」のようなケースだと、

「同名を用いて6人いるところを5人に思わせる」

「〇人目が観測者(読者や視聴者)」

のようなトリック。

読者、視聴者に「全員にアリバイがあって絶対不可能だろ~」と思わせておいて、

「犯人はあなたです」

と観測者(読者及び視聴者)を指さすというようなもの。

アナザーでは〇人目の「死者」であり、主人公の叔母である「三神怜子」を別人に見せかける叙述トリックが使われていました。

原作の場合、苗字の「三神」と叔母の「怜子」というように名前と苗字で使い分けることによって同一人物であることを隠していましたが、アニメ作品の場合、それぞれキャラクターの描写があるわけですから「見た目でわかる」という問題が発生してしまいます。

そこで、同一人物という設定を隠すために眼鏡をはずしたまでは良いものの、髪の色まで変えてしまった、というのがちょっと問題点。

「そりゃわかんね~だろうと。」

アナザーを含め、近年のアニメはキャラクターごとのデザインの個性はあまりありません。

女の子に限定するならば、大半の作品で、大半のキャラクターの顔がほとんど同じ、髪型や髪色で区別を付ける程度であることがほとんどです。

それが悪いかどうかはまた別の話として、アナザーもそれは例外でなく、髪色が違えば別人だと判断せざるを得ない。むしろ同一人物であるという設定は無理があります。

多少なりともどちらかに「髪型(色)を変えた」という描写があればまだ良かったんですが…

というスッキリしない部分はありました。

まあアニメ版のアナザーがどこまで視聴者に推理させようと思ったいたのかが分かりませんが、解けた人はいないんじゃないかな。いるのかな。

という意味で推理作品としては70点、ただしホラー作品としては90点以上かなというのが私なりの評価です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。