急に唄いだして、踊りだして物語が進んでいくミュージカル映画ってのは人によってはわけ分からず、「無理」ってなりますよね。
「何で唄うの?踊るの?」、「急に唄いだして横の人が踊りだす意味がわからない。」
結構敬遠している人多いんじゃないかな。もう何年も前になるけど『ヘアスプレー』が話題になった時に映画館に行った知人が即効帰ったという話を聴きました。
いやミュージカル映画ってそんなもんだろとか思ったけどまあ始めのうちは理解できなくもない。
というわけで今日はミュージカル映画について語ろう。
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ミュージカルは誰が見ても面白い(はず)
ミュージカルとえばアメリカのブロードウェイ。元々はヨーロッパのオペラが起源だけど、それをアメリカに持ち込みアレンジされて今のミュージカルが誕生したらしいです。
アメリカは多種民族の国でそれぞれ言葉も違う。
だけど唄って踊って演技を魅せるミュージカルは言葉が通じなくても感情、雰囲気で楽しむことができるため、多くの人に愛されたらしいです。
唄って踊って物語を伝える
そもそも音楽ってのは感情を伝える手段の一つで、よくわからない言語の歌でもメロディや歌手の表現によって、それが楽しい歌なのか悲しい歌なのかはなんとなく分かるはずです。
マイケル・ジャクソンが言葉が分からない国を含め、世界中でヒットしたのもやっぱり聴いてて楽しくなる、物悲しくなる表現が伝わったからでしょう。
唄って踊って楽しさ、悲しさを伝える。音楽ってそういうもんじゃないかな。
近年の日本の歌ってその辺り欠けていてストレートな歌詞で伝えないと何を言いたいのか分からない。利き手のレベルの低さも問題だけど「だからダメなんだよ」としか言えないですねえw
オススメのミュージカル映画
私は別段ミュージカル映画が好きなわけじゃないのであまり観てないんだけど『オペラ座の怪人』以外は少しだけ有名どころを抑えいるので感想も含めて紹介。
マンマ・ミーア!
ABBAのヒット曲で巡るラブストーリー。元々ABBAが好きなので『ダンシング・クイーン』とか『S.O.S』とか流れてテンション上がる!
ストーリーも全体的にハッピーで楽しい気分になると思います。
ミュージカル映画はなんとなく女性向けな感じのものが多いですが男性もそれなりに楽しめますよ。
シカゴ
ミュージカル映画で1-2を争う有名な作品です。
ダンスステージに憧れを持つ女性が殺人犯の容疑者に。そういうサスペンス的なストーリーがミュージカル調で繰り広げられます。
私はミュージカルは楽しくなくっちゃと思ってますが、この映画はそういう意味では期待を裏切られたような。
だけど全体的に完成度が高く俳優のレベルも高い。世界観もすごい出ていてかなり作りこまれている。名作の呼び声が高いわけだ。
ヘアスプレー
太った女性がダンススターに憧れる話。
多分この作品を越えるミュージカル映画は現れないだろうと思ったくらいすごいよかった。人種差別がテーマで、当時のアメリカの様子がリアルに描かれて映画評論家の間でもかなり評価が高いようだ。
私も差別がスゲー嫌いなので主人公達が起こす(今で言う)イノベーションは本当に感動的。
「なんでそうなの?」、「意味わかんない」
って思わなきゃ差別なんてなくならないよね。
とにかくオススメ。女装ジョントラボルタにも注目!
というわけでミュージカル映画についてでした。たったの三作だけどこれでミュージカル映画の良さがわかるはず。特にヘアスプレー。
始めから敬遠してるって人も結構多いと思うので是非この機会に観てみてください。
急に唄って踊りだすけど、「だがそれがいい」ってね。