最近販売されているサウンドバーはHDMI対応しているものがほとんですが、対応していないタイプのものも少なくありません。
私が先日購入したタウトロニクスのサウンドバー(TT-SK023)もHDMIに対応していないモデルです。
また、サウンドバー自体が対応していても、接続する機器(テレビやパソコン、音楽プレイヤーなど)がHDMIに対応しておらず、ピンジャックで接続を試みるケースは多々あると思います。
本ページではサウンドバーをピンジャックで接続する方法とデメリットについてまとめようと思います。
Contents
ピンジャックとケーブルの種類
一言にピンジャックで接続すると言っても、ピンジャックにはいくつか種類があり、それに伴って利用するケーブルも変わってきます。
ここではまず自分が接続すべきケーブルの先端(プラグ)と差込口(ジャック)について解説します。
少し余談ですが、ケーブルの先端側を一般的にプラグと言い、差込口をジャック(またはソケット)と言います。
ピンプラグ(ピンジャック)の種類
ピンプラグは一般的にピン状(金属端子一本)で出来ているプラグの総称です。
そのためピンプラグには、主に以下の種類のものがあります。
- 2.5mmミニミニプラグ(小型ラジオなどでたまに見る)
- 3.5mmミニプラグ(イヤホン、ヘッドホンなどで主流)
- 6.3mmプラグ(カラオケなどのマイクで使われる)
- RCAプラグ(オーディオ機器、レコーダー、ゲーム機など幅広く使われる)
もっとも利用されるのはこの3.5mmミニプラグで、サウンドバーをピンジャック接続する際もこちらを利用する可能性が高いです。
RCAプラグも現在オーディオケーブルとして主流なので、サウンドバーなどに付属していることが多いです。
ただしHDMIが普及した現在、オーディオ用としてテレビにジャック(差込口)が付いていないケースは多いです。
こちらは参考に。一昔前はカラオケなどで見る機会がありましたが、最近はワイヤレスなのであまり見なくなりましたね・・・
ケーブルを選ぶ際は両端をチェックしよう
サウンドバーを接続するケーブルはサウンドバー側ともう一方の接続する機器(テレビなど)のジャックを確認して選びましょう。
例えばサウンドバー側のジャック(差込口)が3.5mmのジャックの場合、ケーブルは少なくとも片方は3.5mmのピンプラグにする必要があります。
もう一方は接続する機器をチェックして選びます。
接続する先の機器も3.5mmピンジャックの場合は、両端が3.5mmピンプラグになっているケーブルを選びます。
ジャックの大きさに関してはものさしなどで測ればすぐに分かります。
接続先のテレビや音楽プレイヤーなどがRCAプラグになっていれば、下記のケーブルで接続することが出来ます。
- サウンドバー側:3.5mm ミニプラグ
- テレビ側:RCAピンプラグ(2本)
ただしいくつか説明書などをチェックしましたが、テレビ側の音声出力がRCAとなっているケースは少ないかもしれません。
入力と出力の違いについて
RCA端子(赤と白、黄など色が分かれている端子)には入力と出力が分かれていることが多いです。
テレビにはRCA端子が必ずあるので、上述したRCAのケーブルが音声ケーブルとして活用できそうに見えますが、入力の端子はあっても音声出力の端子がないケースは多いです。
サウンドバーを接続する場合、テレビから音声を出力する必要があるので、出力用の端子である必要があります。
ピンジャックで接続するデメリット
ここまでサウンドバーをピンジャックで接続する方法について解説してきました
サウンドバーと接続する機器に合ったケーブルを用意すれば簡単に繋ぐことが出来るので楽ですね。
ただその反面少しだけデメリットもあります。
それはHDMIケーブル接続で対応されるサウンドバーの機能が発揮されないことです。
あるSONYのHT-G700という機種のサウンドバーには、おすすめのサウンドに自動切り替えする「オートサウンド機能」というものがありますが、こういった機能はデジタル接続しないと発揮されません。
また、同メーカーであればテレビなど接続している機器の電源を切れば、サウンドバーも自動で電源が切れる「オートスタンバイ」などの機能も、HDMI接続のみとなります。
ピンジャック接続はアナログ接続のため、音声出力以外の機能が発揮されないんでよね。
音質自体はそれほど変わらないかも
ピンジャック接続はなんとなく音質が悪そうなイメージがありますが、他の接続方法(HDMIや光デジタルケーブル)に比べて音質が大きく劣化することはなさそうです。
たHDMIなどデジタル接続と、アナログのピン接続ではそれなりに音質が変わってくる可能性はあるので、選べる環境にあるのであれば、聴き比べて見るのも良いかもしれませんね。