めっちゃひさしぶりの更新です。
もうこのブログ終わったのかと自分で思うくらい久しぶりに更新します。
ちなみに映画のレビューは2016年8月のシン・ゴジラが最後なので、3年以上ぶりです。
私自身、映画のレビューを書くのが3年以上ぶりです。
稚拙な文章になってしまいそうなので先に謝っておきます。すいません。ブランク関係ありませんが・・・
ホラー映画が好きで、今回『IT(イット)それが見えたら終わり』を映画館で観てきました。
前作のイットは紆余曲折ありながらも映画館で視聴したので、今回もと思っていきました。
いろいろ言ってますが、単に暇だったから観た程度です。
別にそれほど期待しちゃあいません。
※これ以降はソフトにネタバレが含まれています。ソフトなので確信の部分には触れていませんが、映画の雰囲気はわかります。前情報なしで観たほうが良いかと聞かれると「観るかどうか迷っているなら前情報入れても良いと思う」という感じです。
よろしくおねがいします。
イットの二作目は予想以上にモンスター
引用元:映画.com
これはわかってはいました。
そもそもホラー映画というのは正体がわからないからホラーなわけで、正体がわかってしまえばそれはホラーとは言えません。
あくまで私の勝手な定義であり、主観です。
ちなみにホラー(horror)を翻訳サイトで調べると以下のような感じです。
恐怖、嫌悪(けんお)、大嫌い、恐ろしいもの、ぞっとするほどいやなもの、実にひどいもの、手に負えない人、腕白(坊主)、ぞっとする心持ち、憂うつ
恐怖、恐ろしいもの、という解釈であれば広義的に言えば恐竜映画だってホラーになります。
でかいドラゴンが人間を捕食しているわけですからこれはかなり恐怖ですし、恐ろしいものです。
なのでツタヤやゲオのレンタルのホラーコーナーに、サメや恐竜映画が陳列されていても厳密に言えば間違いではないのです。
ですが・・・
普通並んでいませんよね。
アクションやSF、パニックなんてジャンルが現存するツタヤのレンタルコーナーに、ジュラシック・パークやジョーズ、シャークネードはホラーコーナーには並んでいないわけです。
では人間の殺人鬼が襲ってくるジェイソンはどうか?
これは並んでいるわけです。
ジェイソンは正確には人間の殺人鬼ではなく、人間の姿をした霊的な殺人鬼なので、紛れもなくホラーなのです。
では人間の殺人鬼が襲ってくるスクリームはどうか?
引用元:映画.com
こちらはホラーコーナーにあることもあれば、ミステリー・サスペンスコーナーに並んでいることもあります。
これはおそらく陳列担当の店員さんがジャケットと雰囲気で判断、いわゆるジャケ判断をしたのか、実際に中身をちゃんと観て、普通の人がささっと刺し殺すだけの映画であることを理解しているかで分かれると思います。
スクリームがホラーコーナーに置かれているか、ミステリー・サスペンスコーナーに置かれているか、この割合はシックスセンスのそれと近い気がします。
シックスセンスは明らかに幽霊ものなので、紛れもなくホラー映画なのですが、ジェイソンやフレディよりも、ダヴィンチコードやシャッターアイランドの隣に並んでいることが多いように記憶しています。※あいうえお順で並んでいれば。
ちなみに私はもう何年もツタヤやゲオに行っていないので現在のところはわかりません。
ピエロの怪獣が襲ってくるモンスター映画
引用元:映画.com
あのピエロ、名前なんでしたっけ?
ペニーワイズでしたね。
今回の作品もペニーワイズは終始よくわからないピエロのおばけでした。
最終的に霊的なおばけということで解決するので、やはり紛れもなくホラー映画ではあります。
ですが、
正直二回も見せられると、ピエロのモンスターが頻繁に襲ってくる、という気持ちにしかなりません。
モンスターが襲ってくる映画というのは、それがサメなのか、恐竜なのか、アイスホッケー野郎なのかの違いでしかなく、結局は全部ひっくるめて、「モンスターと戦う映画」なのですよ。
私はこれまで洋画、邦画問わずホラー映画を観てきましたが、どのホラー映画もその殆どが最終的によくわからないモンスター(主に幽霊)と戦うがゴールなんですよね。
だからホラー映画を観る度にいつもこう思うわけです。
- 前半→ホラー映画
- 後半→モンスター映画
『ジェーン・ドウの解剖』のように、これを完全に打ち破って最後までホラー映画を貫いているホラー映画の中のホラー映画、ホラーイズホラー、ホラーファースト映画みたいなものもありますが、こういうのはかなり珍しい。
イットにしても1作目はやはり、
- 前半→ホラー映画
- 後半→モンスター映画
だったんですよね。
ちなみにホラーからモンスターに変わる転換期なんですが、私の中では「登場人物が一致団結して霊(など)と戦う」となった瞬間です。
もうこうなった時点でエイリアンやバイオハザード、幽遊白書と同じです。どんなに怖い幽霊が出てきても次元刀振り回して戦えば怖くないんです。
二作目のイットに関しては、前作で「よくわからない恐怖」の段階が終わってしまっているので、開始数分で一致団結してモンスターと戦おうという、のっけからモンスター映画状態となるわけです。
「それが見えたら終わり」という副題に反して、それが出てきまくる。もうサメ映画のサメのレベルでそれが出てくるのでもう全然レアじゃないし、だんだん恐怖感もなくなってきます。
ペニーワーイズ
ペニーワーーイズ
ペニーーワーーーイズ:D
ほら怖くない。
つまり恐怖(horror)ではない。
無駄な描写も多い
本作品は上映時間169分と一般的なモンスター…ホラー映画に比べて非常に長いです。
ホラー映画はだいたい100分前後が多い。
実はここに多少期待して観に行ったのですが、とにかく無駄な描写が多いです。
映画レビューサイトでも多数こういった意見があるのを確認しました。
回想シーンが多くて長い。
前回邪魔くさかった不良少年、出てくる割にあっけなく死ぬ。
いらないんじゃないかというシーンが多くて、それが長い要因かよと思うと結構な駄作と言わざるを得ない。
それでも脚本が面白いからなのか、お話としては面白いです。
結局ペニーワイズは何だったのか?
今回は対処法から駆除方法までしっかり教えてくれます。
有名になりすぎたのでB級感は全くありませんが、B級ホラー好きであればかなり楽しめるのではないでしょうか。
今日のところはこの辺で「THE END」です。
あとがき:
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本記事についてですが、事前に友人に確認頂いたところ、
「これイットのレビューというよりはホラー映画のジャンルについて」
って感じだよね。
と指摘されました。
確かに・・・
としか言いようがない。
というのも私はこのブログに関してはかなり自由に、手間ひまかけず書きたいことを書いているので、必然的に、今自分知ってることし書かないんですよね。
私はホラーやミステリーの映画を結構観ることが多くて、そのジャンルについて人より詳しく書ける方だと思います。
しかし「イット」に関しては実は何も知らない。
本作品と前作の「イット それが見えたら終わり」は実は90年の映画のリメイク作品で、私はその90年の映画を観ていません。
また、90年のイット(旧イット)は86年に書かれたスティーブン・キングの小説が元であり、こちらも全く読んでいません。
更に今回(新イット)に出演している俳優陣のことも監督のことも知らない。
つまりイットについては何も知らないわけです。
だから書けない。
結果的に自分の今持っている知識でまともそうな文章を書くと「ジャンルについて掘り下げる」という感じになってしまうのですよね。
そういう学びがありました。