テレビ番組を録画したり、編集した写真や動画を保存したいときに、聞いたことがある外付けハードディスク。
一体、外付けハードディスクってなんだろう…と、疑問に思っているとも少なくないはず。
なんとなくデータが保存できると知っていても
- そもそもなんで必要なのか
- どんなものを選べばいいのか
- 持ってるとどうなるのか
まで分からないですよね…
そこで本ページでは、外付けハードディスクについて、機械に詳しくない方にもわかりやすく解説します。
Contents
外付けハードディスクとは?
まず、ハードディスクとは、写真や画像、動画などのデータを保存できる部品のことです(装置とも言われてます)。
外付けHDD(ハードディスクドライブ)と表記されることも多いです。
ハードディスクを外部からパソコンなどに取り付けられるようにしたものが「外付けハードディスク」です。
パソコンはもちろんですが、最近ではテレビにハードディスクが内蔵されているモデルもでてきています。
しかし、ハードディスクは無限にデータを保存できるわけではありません。
そこで、外付けハードディスク取り入れることによって
- ハードディスクがない機器に保存できる機能を付け加える
- 内蔵しているハードディスクの保存できる容量を拡張してくれる
ことができるようになるのです。
また
- データのバックアップをとる
- 保存したデータを外に持ち運ぶ
- データを別の機器で読み込む
といった利用方法もあります。
パソコン用とテレビ用の外付けハードディスク
外付けハードディスクは主にパソコン用とテレビ用にわかれます。
ヤマダ電機などの家電量販店でも売り場が分かれていることが多いです。
テレビ用もパソコン用もデータを保存する点では違いはありません。
しかし、使用用途が異なるため、下記のような性能の違いがあります。
違い | テレビ用 | パソコン用 |
テレビ動作確認 | 〇 | △ |
静穏性 | 〇 | △ |
持ち運びやすさ | × | 〇 |
節電設計 | 〇 | × |
耐久性 | 〇 | △ |
電源供給 | コンセント | USB |
簡単に解説するとテレビ用は、長時間稼働が多いため、性能が比較的に高く設計されています。
一方で、テレビ用は持ち運びが想定されていないため重量が重く、コンセントに差して稼働するタイプが多いのが欠点です。
テレビ用の外付けハードディスクを持ち運ぶ機会は多くないので、据え置きでも大丈夫でしょう。
逆にパソコン用は、持ち運びやすさ重視で、コンパクトに扱いやすいタイプが多いです。
パソコン用のハードディスクをテレビで使える?
同じハードディスクでも、基本的にパソコンとテレビの両方で使うことができます。
しかし、パソコン用で使っていたものをテレビで使うなど、同時に共有することは原則できません。
パソコンで利用していたら、パソコン用にフォーマット(初期化)されるためパソコン専用になります。
もし、パソコン用で使っていたものをフォーマット(初期化)すれば、テレビでも利用可能です。
ここまでの話をまとめると
- ハードディスク自体はパソコン・テレビどちらも対応してる
- パソコン・テレビにつないだらフォーマットされるので共存は不可
になります。
テレビ・パソコンそれぞれ専用に利用するハードディスクを選びましょう。
なお最近では、テレビ・パソコンの双方に対応したSeeQVault対応の外付けハードディスクもあります。
SeeQVaultに関しては後ほど、詳しく説明しますね。
パソコン用外付けハードディスクの選び方
ここでは、パソコンで利用する場合の外付けハードディスクの選び方を紹介します。
外付けハードディスクを選びときは、使用用途によって適切なものがあるからです。
パソコンのハードディスクを選ぶときは、以下5つの基準を参考にしましょう。
- 持ち運びのしやすさ
- 耐衝撃性
- 電源の供給方法
- データ転送速度
- 他機能(ミラーリング)
です。もちろん容量や金額も!
パソコンで外付けハードディスクを必要とする場合
- ビジネスのデータ管理
- 動画や写真の保存や取り出し
が多く、大量にデータを溜め込むより、快適かつ安全にデータを保存できるものが好ましいでしょう。
とくに頻繁に持ち歩いて利用する人は、コンパクトで軽量かつ、USBを刺しただけで使えるタイプがおすすめです。
テレビ用外付けハードディスクの選び方
最近では、テレビで録画した番組をレコーダーではなく、外付けハードディスクに保存される方も多くなりました。
テレビで外付けハードディスクを選ぶ基準としては、以下に重点をおいたほうがいいでしょう。
- テレビ対応かどうか
- 耐久性
- 静穏性
- ネット対応か(DLNAタイプ)
- 他の機器でも見れるか(SeeQVault対応)
です。もちろん容量や金額も気にしましょう…
テレビで外付けハードディスクを利用する場合、大半が録画用だと思います。
パソコンで利用するときと違い
- 長時間データのやりとりが行われる
- 持ち運ぶ必要がない
のが特徴です。
なので、多少重量があっても耐久性のある据え置きタイプがいいでしょう。
長時間稼働するので、熱を溜め込みにくく、かつ静穏性が高いものであれば、なおいいですね。
また、インターネットにつないでデータの保存ができるDLNAタイプだと、他のテレビで再生も可能になります。
もちろん、録画するにあたり、ハードディスクにこだわる必要はありません。
レコーダーを購入して、DVDやブルーレイディスクに焼いたりすることも可能です。
補足として、DLNA対応とSeeQVault対応について、詳しく解説します。
DLNA対応とは?
DLNA対応とは、簡単にいうと「インターネット回線で通信できる」ということです。
例えば、DLNA対応テレビとDLNA対応のハードディスクがあれば、コードで繋がなくても録画データを保存できます。
つまり、DLNA対応のハードディスクから別のDLNA対応テレビで録画した番組を再生ができるのです。
また、スマホに入ってる動画をテレビで楽しむなんてこともできます。
SeeQVault対応とは説明文
SeeQVaultとは「外付けハードディスクが接続する機器が変わっても、問題なく再生できる技術のこと」です。
通常、録画した番組は著作権保護があるため、他の機器で再生ができません。
しかし、SeeQVault対応の外付けハードディスクであれば
- 他のテレビに買い替えた時に録画した番組を再生
- 別の部屋のテレビに接続したときでも再生
- テレビで録画したものをパソコンで再生
ができます。
もし、今後テレビを買い替える予定がある方は、SeeQVault対応の外付けハードディスクを選ぶことおすすめします。
テレビ利用におすすめのHDD
最後にコストパフォーマンスに優れているおすすめのHDDを2つご紹介します。
基本的にどれもイチオシのHDDなので、それぞれ用途に合わせて選んでみてください。
テレビ用の最初の1台におすすめのHDD
HD-AD4U3 バッファロー
PC周辺機器大手メーカーバッファローのベスト・ヒット商品。
アマゾンでは2万件以上の評価で約84%の人が星4つ以上の評価をつけています。
容量の4TBは通常の地デジ放送で約500時間、4Kで約250時間の保存ができる大容量。
静音性も高く、各メーカーのテレビの動作確認も取れているので安心です。
STEA1000307 1TB Seagate
SeagateはHDDメーカーとして有名で、こちらの製品はコストパフォーマンスに非常に優れています。
アマゾンでも売れ筋商品の一つで、価格も5000円程度となっており、安価に済ませたい方におすすめ。
まとめと補足
ここでは、外付けハードディスクとは何のかについて紹介しました。
外付けハードディスクとは「写真や画像、動画などのデータを保存できる外部機器」でしたね。
機能としては
- ハードディスクが内蔵されてない機器に、保存機能をもたせる
- ハードディスクで容量が足りない時に、保存の容量を増やす
ことができます。
また、データを保存する以外の使用用途として
- データのバックアップをとる
- 保存したデータを外に持ち運ぶ
- データを別の機器で読み込む
があります。
外付けハードディスクを選ぶときは
- パソコンに適しているもの
- テレビに適しているもの
があることを覚えておきましょう。