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ケーブルテレビとは?種類まで解説します

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テレビ放送には、私たちに最も身近な「地上デジタル放送」以外にも種類があるのをご存じでしょうか。

そのうちの一つが「ケーブルテレビ」です。

一体、ケーブルテレビとはどのようなテレビ放送を指すのでしょうか。

この記事では、ケーブルテレビについて「どのようなテレビ放送なのか」「他の放送形式との違いは何か」「どんな内容を視聴できるのか」などを紹介していきます。

ケーブルテレビについて知りたい方、有料テレビサービスを検討している方には役立つ内容です。

参考にしてください。

Contents

ケーブルテレビとはケーブルを利用して配信するテレビ放送

ケーブルテレビを一言で言うと「ケーブルを通して有線で配信する有料テレビサービス」です。

衛星放送や地上デジタル放送とは違い、アンテナを建てて受信するわけではありません。

では、具体的にケーブルテレビにはどのような特徴があるのか見てみましょう。

テレビには衛星放送・地上デジタル・ケーブルテレビの3種類がある

テレビ放送の放送形態は「地上デジタル放送」「衛星放送」そして「ケーブルテレビ」の三種類があります。

放送衛星からの電波を受信する衛星放送や、電波塔から放送電波を受信する地デジと異なり、ケーブルテレビの受信媒体はその名のとおり有線のケーブルです。

アンテナを設置すれば受信が可能な他のテレビサービスと違い、ケーブルテレビを視聴するにはケーブルを自宅に引き込む必要があります。

ケーブルテレビは地上波と同じくテレビ局と対応地域がある

ケーブルテレビは、全国どこにいても同じ番組が観られるわけではありません。

というのも、地上波と同じようにケーブルテレビにもテレビ局があり、居住しているエリアに応じて視聴できる内容が変わるためです。

J:COMのように多数のエリアでケーブルテレビのサービスを提供している業者も存在しますが、それでも視聴可能なエリアは13都道府県と仙台市・札幌市のみとなっています。

ケーブルテレビを視聴したい場合、基本的には各都道府県のケーブルテレビ事業者と契約する必要があります。

ケーブルテレビのメリット

ケーブルテレビの代表的なメリットは大きく分けて以下の三点です。

  • 有線放送のため受信電波が安定している
  • 視聴できる番組が多く専門的なチャンネルもそろっている
  • アンテナを設置しなくても地上デジタル放送の番組を視聴できる

「アンテナを建てたくない」「地上波以外にもさまざまな番組を観たい」という方にはとくにおすすめできます。

ケーブルテレビと地上デジタルの違い

「地上デジタルなら無料で観られるのにわざわざケーブルテレビを観る意味って何?」と思う向きもあるかもしれません。

地上デジタルとケーブルテレビの違いはどこにあるのでしょうか。代表的な三点を見てみましょう。

受信方法が違う

地上デジタル放送とケーブルテレビは、受信方法が大きく異なります。

先述のとおり、ケーブルテレビは建物にケーブルを引き込んで放送を受信するスタイルです。

一方、地上デジタル放送は、放送電波を無線で受信する形態をとっています。

番組のラインナップが違う

地上デジタル放送とケーブルテレビでは、番組のラインナップが大きく異なります。

ケーブルテレビは、地上波から衛星放送、遠方の地域の番組など、数多くの番組を視聴可能です。

一方、地上デジタル放送で視聴可能なのは、当然ながら地上デジタルで取り扱っている番組のみとなります。

ケーブルテレビでどんな番組を観られるかは、契約するコースや事業者によりますが、地上デジタル放送プラスアルファの番組が視聴可能だと覚えておいてください。

ケーブルテレビは業者と個別に契約する必要がある

視聴環境があれば観られる地デジとは違い、ケーブルテレビの視聴には業者との個別契約が必要です。

また、地デジはNHKなど一部の局を除けば料金は無料ですが、ケーブルテレビは契約内容に応じて利用料がかかります。

ケーブルの引き込みさえおこなえば無料で視聴できるわけではないので注意してください。

ケーブルテレビとBSやCSとの違い

有料テレビサービスとしてケーブルテレビと並んで名前が上がるのが「BS」「CS」です。

これらにはどのような違いがあるのか、比較して見てみましょう。

BSとCSは衛星放送

BSとCSは、放送衛星から電波を受け取る「衛星放送」と呼ばれるサービスです。

無線タイプのテレビサービスなので、地上デジタルと同じくアンテナが必要になります。

先述のとおり、ケーブルテレビは有線タイプのテレビサービスですので、受信形態が異なるのが分かると思います。

視聴できる番組は共通することがある

異なるテレビサービスである衛星放送とケーブルテレビですが、放送内容自体は共通していることがあります。

というのも、ケーブルテレビはプランしだいでBSやCSも視聴可能だからです。

ケーブルテレビ局によって放送内容は異なりますが「JSPORTS」「スターチャンネル」など、衛星放送でも人気のチャンネルはケーブルテレビでも視聴できることが多いです。

ケーブルテレビで利用できる番組の種類

では、ケーブルテレビでは具体的にどんな番組を視聴できるのでしょうか。実際に例を挙げてみてみましょう。

ケーブルテレビで視聴できるチャンネルの例

ケーブルテレビで視聴可能なチャンネルにはどんなものがあるのでしょうか。

一例として、山形県でケーブルテレビサービスを提供している「ダイバーシティメディア」では、以下のチャンネルを取り扱っています。

「ダイバーシティメディア」で視聴できるチャンネル(※一部抜粋)

地デジ・コミュニティNHK総合
Eテレ
山形放送(YBC)
山形テレビ(YTS)
テレビユー山形(TUY)
さくらんぼテレビジョン(SAY)
市民チャンネル
市民チャンネル第2
BSデジタルNHK BS1
NHK BSプレミアム
BS日テレ
BS朝日
BS‐TBS
BSテレ東
BS4KNHK BS4K
BS日テレ4K
BS朝日4K
CSスカイA
GAORA SPORTS
J SPORTS 1
J SPORTS 2
J SPORTS 3
ゴルフネットワーク
日テレジータス
ムービープラス
日本映画専門チャンネル

ダイバーTV 多チャンネルサービス|ダイバーシティメディア

視聴できる番組は契約するケーブルテレビ会社によって異なる

視聴可能な番組は、契約するケーブルテレビ事業者によって異なります。

また、事業者ごとに用意されているプランによっても視聴できるチャンネルは増減します。

ケーブルテレビの契約を検討する場合は「観たいチャンネルを事業者が取り扱っているかどうか」「どんなプランが用意されているか」を確認してみてください。

ケーブルテレビ経由で利用できる有料放送サービス

ケーブルテレビを経由することで、他の有料テレビサービスのチャンネルを視聴できる場合があります。

代表的なのはWOWOWとスカパー!の二つのサービスです。

WOWOW内の三つのチャンネル「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」「WOWOWプライム」の三つの番組がケーブルテレビサービスで提供されていることがあります。

なお、追加の有料オプションチャンネルとして取り扱われていることが多いため、WOWOWだけを観たいのであれば、WOWOWと直接契約した方が料金は安くなることも多いです。

また、ケーブルテレビサービスは、スカパー!で提供しているチャンネルを取り扱っていることがあります。

スカパー!の全チャンネルが視聴できるわけではありませんが、共通のチャンネルも多いです。

観たいチャンネルがどちらでも提供されている場合、より料金が低く済む方を選ぶとお得に視聴可能です。

  • JSPORTS
  • スターチャンネル
  • 時代劇専門チャンネル
  • ディズニーチャンネル
  • アニマックス

などはケーブルテレビ事業者でも提供していることが多いです。

ケーブルテレビの接続に必要なもの

ケーブルを引き込みケーブルテレビサービスを受信するには、自宅に様々な設備を付ける必要があります。

自宅の既存設備の有無などにもよりますが、導入が必要な設備はおおむね以下のとおりです。

  • 引き込み機
  • 保安器
  • STB(チューナー)
  • ブースター
  • 分配器

なお、こういった機器は基本的に業者に任せて設置してもらうことになります。

契約者側で準備するのは、ケーブルテレビに対応している「CATVパススルー対応テレビ」です。

なお、テレビがケーブルテレビサービスに対応していない場合でも、チューナーを後付けすることで視聴可能な場合もあります。

詳細は各サービスの窓口に問い合わせてみてください。

まとめ

地上デジタル以外のテレビサービスを検討する場合、ケーブルテレビは選択肢の一つになります。

ケーブルテレビ以外にも有料のテレビサービスは存在するため、利用目的や各サービスのメリットを考えて、最も適したものを選んでみてください。