パソコン一台あれば音楽も聴くことが出来ますし、U-NEXTやhuluで映画を観ることが出来ます。
動画配信サービスを利用していなくても最近の多くのパソコンはDVDやブルーレイを借りてきて映画を観ることが出来ますね。
一昔前なら音楽はコンポで聴いて、映画はテレビとレコーダーで観てというようにそれぞれに合った機器が必要でした。
しかし現在はパソコン一台あれば事足りるのでコンポはもちろんテレビも部屋に置いてないってことはよくありますよね。ウチなんかもそんなときがありました。
だけどそれらを鑑賞する時にパソコンの唯一の弱点となるのは音質が悪いこと。ハイエンドのモデルだとYAMAHAの割と性能の良いスピーカーが売りだったりするんですが、やっぱり純正スピーカーは迫力に欠けますよね。
イヤホン端子に外付けのスピーカーを付けたりするんですが、それでもやっぱりイマイチな音質。
なぜならそもそも音質を決めるのはスピーカーはもちろん、先にある音を調整する装置の方が重要だからです。
イヤホン端子から外付けのスピーカーを付けても音の信号を送る装置があまり良くないと意味がないわけです。
本ページでは特に初心者向けに、パソコンで出来る限り音質を上げる方法について解説します。
パソコン音源を良質な音で出す機器について
パソコンはもちろんデジタル機器で再生する音源データも当然デジタルです。
しかし人間の耳はデジタルではなくアナログなので人間に聞こえさせるにはデジタルの音源をアナログに変換する必要があります。
そもそもデジタルというのはアナログの情報を数値に置き換えたモノを言います。
では「アナログ」とは何か?
アナログの語源である「analogy」という言葉はラテン語で「相似」「類似」「比喩」などを意味する言葉のようです。
音を例にすると、ピアノやギター、トランペット等の楽器はすべて空気の振動を起こすことによって音が発生しますが、音階、メロディはその振動が鼓膜まで伝わって人間に音として伝わっています。
いずれもメロディ、音階はそれぞれの楽器で置き換えて表現することができます。
まだデジタル技術が誕生する前のレコードも同じであの黒いディスクにレコード針を当てることで振動を起こし音を発しています。仕組みはオルゴールと同じようなイメージ。ここまでがアナログと呼ばれるモノ。
この振動を様々な形で数値化したものをデジタルと呼びます。
例えばドなら1、レなら2(厳密には2はない)と言った感じで音を数値に置き換える。しかし数値化したデジタル信号は機械にしかわからない。人間に音としてわかるように伝えるためにはアナログに変換する必要があるため、音を発するほとんどのデジタル機器にはデジタルからアナログに変換するD/Aコンバータ(DAC)が何らかの形で搭載されています。
いくら高性能になったとは言っても。本格的にムービーやオーディオを楽しむために作られたわけではないため、パソコンに標準搭載されているDACは必要最低限の性能しか持っていないのが普通ですよね。
だから音質に拘るなら外付けのDACが搭載されたアンプを付ける必要があります。
D/Aコンバータ(ヘッドホンアンプ)で音質アップ
スピーカーで聴くにしてもヘッドホンに聴くにしてもパソコンで音質に拘るならDACは欠かせません。
もしそこそこ値が張るヘッドホンを持っているなら体感しているかもしれませんが、iPodとPCでは同じ音源を聴いても音質が激しく違うと思います。音楽プレーヤーの用途は音楽聴くための装置なので高性能なのです。
パソコンでオーディオプレーヤー並みとまではいかなくてもそこそこ高音質で音楽を楽しみたかったらまずはDACを挟んでみてください。
ヘッドホンや小型のスピーカーなら安価でシンプルなやつを。
もう少し本格的に映画等を楽しみたいと思ったらティアックのプリメインアンプがオススメ。どちらも自分のパソコンのOSが対応しているか確認しておきましょう。
これで入門らしいけど私はそこまで拘りはなかったです・・・