テレビを視聴するときに1度は耳にするチューナー。
チューナーが必要と言われても、一体何のことなのか分からない人も少なくないはず。
そのうえ、ダブルチューナーとか、トリプルチューナーとかあって、どうしたらいいのか悩みますよね。
そこで本ページでは、トリプルチューナーを中心に
- そもそもチューナーとは何なのか
- シングル・ダブル・トリプルの違い
- チューナーの選び方
について解説します。
Contents
トリプルチューナー(3チューナー)とは?
チューナーとはテレビ放送の受信機器のことです。
通常このチューナーがテレビやレコーダーに内蔵されていることで、テレビ放送を視聴出来るようになります。
トリプルチューナーとは、3つのチューナーが内蔵され、3つのテレビ放送の電波を受信できる装置のことです。
簡単に言ってしまえば「3つのテレビチャンネルを同時に稼働できる」ということ。
3つのチャンネルを同時に受信できるので
- 1チャンネル視聴しながら、裏番組を2チャンネル同時録画
- テレビを見てないときに、3チャンネル録画
などができるわけです。
※機種によってはトリプルチューナーでも3番組同時録画はできないことがあります
トリプルチューナー主にブルーイレコーダーに内蔵されており、スペック情報にも大きく記載があります。
ダブルチューナーとシングルチューナー
トリプルチューナーの他に、
- ダブルチューナー:チューナーが2つ内蔵
- シングルチューナー:チューナーが1つ内蔵
もあります。
ダブルチューナーは
- 2番組を同時録画
- 1番組を視聴しながら1番組を録画
シングルチューナーは
- 1番組のみ視聴
- 1番組のみ録画
ができます。
一般的に表記のない裏番組が録画出来ないテレビはシングルチューナーとなります。
トリプルチューナー以上のチューナー
最近ではトリプル(3)チューナー以上にチューナーが搭載されたブルーレイレコーダーも増えてきました。
4つ以上チューナーが入っているものは単に「4チューナー」などと表記されることが多いですね。
最近のハイエンドモデル(ハイスペックモデル)は11チューナーが搭載されているものもあります。
レコーダー以外にトリプルチューナーが入っている機器
チューナー数を気にされる機器として思いつくのが、レコーダーではないでしょうか。
しかし、レコーダー以外にも
- STB(セットトップボックス)
- テレビ
トリプルチューナー内蔵の機器があります。
STBとは受信した電波をテレビに映せるように変換する機器。主にケーブルテレビやインターネットテレビを視聴する際に利用する機器です。
- チューナー:テレビ放送の電波を切り替えてくれる
- STB:受信した電波をテレビに映せるように変換してくれる
ということ。
つまり、トリプルチューナー搭載のSTBは、上記の機能を両方とも兼ね備えているわけです。
また、テレビにトリプルチューナーが内蔵されているモデルもあります。
トリプルチューナーが内蔵されているテレビであれば、わざわざトリプルチューナー内蔵のレコーダーを買う必要はありませんね。
トリプルチューナー内蔵レコーダーの選び方
トリプルチューナーの仕組みを理解したところで、でてくるのがどれを選べばいいのか…という悩み。
メーカー、価格、機能、など多種多様で、どれを買えばいいのか悩む人も多いのではないでしょうか?
ここからは、トリプルチューナー内蔵の機器をどのように選べばいいのか
- 利用シーン(状況)別
- スペック(機能・性能)別
- 料金・コスパ別
に分けて紹介します。
利用シーン(状況)で選ぶ
様々な機種があるとはいえ、トリプルチューナー内蔵であれば、機能としては大差ありません。
なので、レコーダーであれば
- 色味(発売されてる機器は9割ブラックですか…)
- サイズ
など、置き場所やインテリアに合わせて、選ぶ方法もあります。
Panasonicから販売されている「DMR-UCZ2060」とかは、まさにインテリア重視だったりします。
スペック(機能・性能)で選ぶ
トリプルチューナー内蔵の機器であっても、それぞれスペックが違ってきます。
例えば
- データを保存できる容量
- 読み込みの速度
- 4Kにも対応しているのか
- ネット通信でも平気なDLNA対応か
など、他にどんな機能が備わっているかも、選ぶポイントになります。
料金・コスパで選ぶ
トリプルチューナー内蔵の機器を選ぶときに最重要になる金額。
明確に比較もしやすいし、なるべく安いものを購入したいのは、誰しもが同じです。
さらに、シングルやダブルに比べ、トリプルチューナーのレコーダーは、\50,000~\100,000と決して安くはありません。
利用シーンや、必要な機能に応じて、金額もバランスを見ながら選びましょう。
おすすめのトリプルチューナー内蔵レコーダー
選び方が分かっても、どれを買えばいいのか決めかねる人も少なくないはず。
ここでは、一番需要の高いレコーダーに絞って、選りすぐり機種を紹介します。
なお、契約するテレビサービスによって、対応できなものもあったりするので、必ず確認しておきましょう。
コスパで選ぶなら「Panasonic おうちクラウドDIGA DMR-4S100」
コスパで選ぶなら「Panasonic おうちクラウドDIGA DMR-4S100」がおすすめです。
トリプルチューナー内蔵のレコーダーの平均価格である\50,000台をキープしつつ
- 録画番組をスマホで視聴できる「おうちクラウド機能」
- 「新4K衛星放送の4K長時間録画モード」搭載
- スマホの写真や音楽の保存も可能
ととにかく便利。
2023年1月時点では、65,000円前後で購入できます。
初めての購入で何を買えばいいのか分からない人は、選んでおいて間違いありません。
スペックで選ぶなら「SONY BDZ-FBT2000」
少しいいものが欲しいなら「SONY BDZ-FBT2000」がおすすめです。
価格は70,000円台と、トリプルチューナー内蔵のレコーダーのなかでは高価な方にはいります。
ただ
- 新作ドラマ・アニメを最長1か月前から先行予約可
- タレント名やキーワード、ジャンルを登録で自動録画
- 番組表のスクロールなどの操作性がトップレベル
と、従来のレコーダーとの快適さは段違いです。
また、外出先から番組予約をすることや、撮影した写真や動画も保存できます。
長期間使うことを考えて、より快適なものを選びたい方におすすめです。
ひかりTVのトリプルチューナーは月500円でレンタルも可能
トリプルチューナーが欲しいけど、買うほどではない方も中にはいるでしょう。
実は、テレビサービスを提供している「ひかりTV」では、トリプルチューナー内蔵のレコーダーをレンタルすることができます。
価格は以下の表のとおり。
型番 | ST-4500 | ST-3400 | AM900/ST-3200 |
レンタル | 700円(税込770円)/月 | 500円(税込550円)/月 | 500円(税込550円)/月 |
4K | 〇 | 〇 | × |
無線LAN | 〇 | × | × |
選べる種類は限られますが、月々500~700円でトリプルチューナー内蔵のレコーダーを使用できます。
まずはレンタルで体験して、必要なら購入を検討するのでもいいでしょう。